八月のさようなら
たま

どこから、どこまでが
いのちなのか
そんなの、訊ねられても
わかんないよね

ましてや、人生なんて
いつから、どこまでだなんて
微妙だからさ
わかんないよね
考えるのもアホらしくって

きっと、ほら
まっ最中ってやつだよ
いのちも
人生も
いまがまっ最中なんだ

それだけのこと
きっと
それだけのことなんだと思うよ

だからさ
生きなよ
それしかないよ
いまはね

前をみても
後ろをみても
いましかないんだから

くやしい?
うん。おれもだよ

だからさ
生きなよ
覚えててやるからさ
きみのこと

いつまでも
どこまでも

忘れたら
おれが死ぬときだよ
それが
いのちかもしれないね

だからさ
覚えててやるよ
きみのこと












自由詩 八月のさようなら Copyright たま 2016-08-06 20:20:02
notebook Home