無残乱舞
アタマナクス

意味がなくなり
身体だけがあり
生きることにした
扉の外へ 

言葉きらきらと乱舞して無残

荒んだ顔を空へ向けなよ

いまが
いまに
生まれ
変わる
のを見たんだ

立っている
みつめている
墜ちてゆく
ひかりを

歌っていた
みつめていた
ついえてゆく
ひかりが

扉の鍵を夢の中の君に渡して目覚めた
冷たくなってしまう前に裸足で駆け出した

無残が乱舞 とてもきれい


自由詩 無残乱舞 Copyright アタマナクス 2016-08-05 13:48:32
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