しっかりとは生きれなくても
黒髪
誰かのために何かできたらいい
心の中で明るい太陽が生まれようとしている
信じられない、僕は一度死にかけた
それは事実であった
その苦しみは波動の形になって宇宙を引き下ろす
願いの届かぬ星に向かっても僕は助けを求めようとして
最終的には僕自身の狭い世界は現実との接続を確かめられた
腹いせに何かするというよりは
むしろ現実との接点のない壊れた自分
死こそが身近に感じられた
長い道のりはマラソンと泳ぎをつかって
暗黒の星座が凶を呼ぶ
疑いなく断末魔の声を出し
おそらくは意味がなく消えるのだろうと
だが僕は事実として戻った
だから死の時の気持ちがわかる
誰かよ不満を口にせよ
少し形を整えて
精一杯叫ぶのだ
自分が殺されようとしても恐れることはない
誰かが踏みつけても他の誰かは助け起こすだろう
不思議で変であることこそ
問題化と言うもの
時々思い返してみてごらん
太陽の年月はどんな人より多い
だから君の心の中には
どんな人より多い永遠に近いような生命が埋まっている
かろうじて誇りを捨てないで
かろうじて生命をつないで
誰かと笑顔を共にして
意地を張って恨んでも
帰ってきて
威張り散らす本心なんてない
本当はこんなことがあるべきではない
それを忘れなければ
きっといつかまっさらな空の下で歌う