魚を胸に抱いて
黒髪
ひとくくりにされ
光が失われる
誰も知らないことがあるから
あきらめない
唇が開き息と声が出た
神秘が
鼓動にかかわる方法を関わらせながら切り開く
頭が黒く
顔は白い
どんなに美しいものがあるか今まで知らなかった
言葉を失った
逆に頭は働き出し
絶望を瞳の力で砕く
その瞬間を心に描けば
きっといいことがあるだろう
絶望と空回りの悲しい日が最後には
続いている怒りと廻り続ける目で酔ったときに
さわやかな塩の一盛りを撫でたような
清められた時間をきっかけにする
今日を生きるために
秘密を見つけ出した
明日によせて
悲しくはないと
不思議な
魚を抱く
暦が
めくれる