とびら
はるな


いつまでも閉じないとびらのその奥で いったい だけど 「奥」って どっち

猫の髭一本ぶんのでまかせと ぱっくりあいた私の八月

とりとめのないうたをして 裏表どこからみても良いようにして

いつまでも開かないとびらのその前で 私と私と私とがいる



短歌 とびら Copyright はるな 2016-07-25 02:04:17
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