消える
るるりら
きえねばならない思いをかかえて
心の溝を覗くとき
淵に足をすくわれそうな闇を前にして
問うてみる
闇は誰のため
誰の物でもない
とてつもなく広がる
だれそれのたそがれ
とおいむかしの人も
誰かをすくったり 人でないモノをもすくったりしながら
闇は 入り口であり無闇な出口として広がる
「る」のかたち
かなしいひとよ あなたは
「る」るのかたちのてっぺんの崖淵に立って眼下の潮流の渦をみています
いとおしいひとよ わたしも
「る」るのステージの岸壁でふるえなから 遠くを見ています
わたしの前に広がっているのは
大海原
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しりとりスレッド参加作品です。