無意味

全く私情を挟む気などない
現状を変えるのに恐れなどもない
消えゆく日と
数える星で
過ぎし時間を感じ取り
愛してしまった彼を想い 考え事なんかしてたら
一つ下の階で止まったエレベーターを
われさきに、と降りかけて恥ずかしくなり
嬉しいメールを読むフリをしながら 自分の順が
来るまでの少しの間 ニヤけてみたりして
見渡す周囲、電池の切れたケータイ片手に
いつかのあの日を今頃になって思い出した
なぜ?
*左から三行目縦読み


自由詩 無意味 Copyright  2005-02-27 01:32:00
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