14歳
颯太@


黄昏に染まった町を背にして
こっそりタバコ吸った 紫煙 ユラユラ×2
あのころの僕は いらん子って呼ばれて
遠くの 煌めく物ばかりを見ていた

オレンジ色の草に寝っ転がって 縋りの猫とため息
ふたりぼっちって響き なんだかイイな
お腹すいたね パンでも買おうか 近くのお店で

こんな僕らがもうチョイ大きくなったら
いろんな悩みは小さくなるのかな?
おっと 猫(あいつ)どっか行っちゃった
夢や希望を持つ度もれなく失望
ついてくるってホントみたいだな
それでも 手を伸ばしてみるよ 一番星に誓おう

ああ...そんな僕を見っけ 木陰で見ていた
君のリボンが そよ風に揺れては ひらり

あの学校に行っても授業は上の空
こっそり校舎の裏で 眠る すやすや×2
そんな僕を葉っぱで つんつん起こして
好きよ...とはにかむ君 飴玉をくれた

どこが好きと言ったか忘れたけれど 飴の味は覚えてるよ
そんな感じの歌を イヤホン分けあって
二人で聞いた 僅かな時間で 僕も恋をした

あれから時間は流れ大きくなったが
立派な大人になれてるのかな?
そうだ 今夜評価でも訊こう
スプーン片手に星3つと言った君と
おなじ類の夢 追い掛けている
時間は もう夢のなかにいるよ これからもよろしく

あ、あの日の僕にそっと 一言えるなら
お前の人生 そんなに悪くはないぜ
っていうか もうすぐ 303030w&z#)b¥&z




自由詩 14歳 Copyright 颯太@ 2016-07-03 02:36:00
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