波/リフレイン/
tonpekep
静かなひかりありました
わたしなにも言いませんでした
歩いていると辿り着きました
足下に打ち寄せてくる全ての波の約束を聴いています
ずっと前のところにはずっと前のことや
或いはずっと先のことしかないのでした
そこにわたし声をかけても
望んだ人がくるわけでなく
夕陽とともに缶を蹴ったら
何処かの水平線に隠れるわけでもなく
(ひこうき雲のたなびいているところにだってきっと
波は打ち寄せているんだ)
地球の丸みの上で
わたし立っています
繰りかえし立っています
繰りかえし立っています
ちっぽけな瞬間に
わたし立っています