思考シ.08
ひだかたけし
わたしが無に静まるとき
意識の器を
純粋な音の響きが充たす
色彩のうねり、
輝きの形象、
音の万華鏡と化し
多様な旋律とリズム包蔵スル一音一音、
響き波紋となり広がる広がる
一音 一音 のヒビキのなかに
あらゆる意味思考創造の声があり
声それ自体がこの界の原像とナリ
清明に落ち着く意識を充たす
〇
薄明るい黄の海が茫洋と広がる、
今にも生動しそうに静まり返り
包み込む遠い木霊と響きの律動は絶えず。
自由詩
思考シ.08
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ひだかたけし
2016-06-30 14:28:05