さようなら
ひびき あきら


わたしが私であるために

もう過ぎた時に置いてきた

何かがむせび泣いている

きっとそれは いつかの私

もう忘れてしまった

無邪気な笑顔

どれだけ涙をこぼしても

時は前へとかえらない

空がどんなに青くても

あの日の空とは別物で

いつかの私にさようなら

そして 今日の私に さようなら





自由詩 さようなら Copyright ひびき あきら 2016-06-29 14:14:20
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