星をかぞえ尽くすまで
st

夏の夜        星をかぞえる君の姿を
そばで見ていた

かぞえきることなど  できないと
わかっているのに   かぞえていた 

時どき流れ星が    地平線のかなたへ
おちていく 
     
二人の視線は     星から離れ
お互いに       むきあう

(もう星をかぞえるのは やめたら きりがないよ)

(ええ でも星をかぞえるだけで 幸せになるの
だって かぞえきれないから   いつまでも 
あなたといられる)

(そうか そういうことか なら ここにいよう
 星をかぞえ尽くすまで)





自由詩 星をかぞえ尽くすまで Copyright st 2016-06-28 16:17:41
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