うずみず
ふるる

寒さのさかり
アオムギが枯れ果てて
地面の床がぎゅっという

月の後ろの黒い影
影と影とを足して濾す

獣が足並みを揃え
頭をひくく
さらにひくく

ぎゅっ

ううう手を縛り
足を縛り
腰を

廃墟に散りしきる青白い花と花
花粉をむしる人の群れ

おそるおそる壁をのぼる
遊びに行こうと誘われて
あの真っ黒い中に浮かぶ丸い白いの
細くなったり丸くなったり
気持ち悪い

海は大丈夫海は黒いよ昼間も真っ黒
きれいだね
ねえ僕きみのこと好きだよ
だからちょっとこっちにきて

ぎゅっ

うずみずの肌と肌のあわい
ぶよぶよが最近の人気
歌なんかごめんうるさいのが好き
押しかけて人々がころぶ




自由詩 うずみず Copyright ふるる 2016-06-16 08:41:53
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