夕暮れの窓
番田
私は目を閉じている
しかしなぜだろう 雲の下
誰もいない部屋の中で泣かされていた
それを かつて書いた 詩として書こうとして
街は曇りで いつも
外を出歩かなかった私は
足の調子が悪く そして 寝た
私の目の奥に眠気を抱えさせられていた
無言の責任を押しつけられるから逃避した
どこかに行きたいと思ったけれど疲労していた
しかし この歳だからドトールにいても 一人 マックにいても
私の心は何も安らぐはずもなかった
あまり面白い見せ物ではなかった
昔西武球場に野球を観戦しにいった夜のことを思い出す
友達と二人だったが相性は良くはなかった
帰りの疲れた電車に 二人で 立っていた