酔詩
星丘涙
酔って候
梅雨に濡れけり
薄肌の
紅の香り艶っぽく
ふらり ふらりと 漂えば
美しき君の襟足映る戸惑いに
狂おしく泣きぬれ 乱れ髪
白き指先すり抜ける
かすれ詠う詩人の
迷う暇なき
水無月の夕暮れ
自由詩
酔詩
Copyright
星丘涙
2016-06-04 14:34:32
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