アレはオレか
アレだよアレ




ああ窓の外、ちょっと下のアスファルトの上
何時かの死体が落ちている


相互的なの止めようか
それじゃ結局救われない
差し出す手に価値が無いから
っぽ
の鏡像が喚いてる

すべてを差し出すなんて出来ない自分
自分自分自分
何も持って無いくせに

僕には聞こえない
理解してるつもり見てるだけ
何も知らない知らない知らない

あなたを好きになれたらな、
なんて思ってしまった時点で負け
本物なんてわからない
なんでそこまでしなきゃいけないの?


弱い

ただ弱い


脆くて脆くて吐きそうかな...
嘘だろ?
そうだね


纏まらないならそれはそれはそれでやれば良いんじゃない?
なんだか殴りたい
なんだか砂漠を見てみたい
けどけど
頭の中のーー機が
狂気すら偽りと断じてる


選択できる強さが無いんだ
足を動かしてまで求めるだけの
情熱とかそのあたりが欠けてるんだって

凍った心臓を叩き割って
多少は綺麗になれるかな
無理と分かって理想理想を
憧れる振りをする凡骨さ


誰か聞いてよ!誰か見て!
聞かせるものなんてありません
見せられるようなものありません
だからとりあえず黙っとく
そのせいでさよならも言えずに
そんな記憶もアレだあれ
もうなんというか、その
忘れてる



風化したくないしたくない
って
私の抜け殻は唸ってた








自由詩 アレはオレか Copyright アレだよアレ 2016-06-03 23:24:33
notebook Home 戻る