交わりを置く/そらという球体/見ることの稜線
草野春心
一機の ヘリコプターが
交わりをひとつずつ置いていく
海色の稜線、わたしたちの
茹だり、かげ沿いに膿んでくる、疼痛の粘り気
冷えすぎた
麦酒
(
ビール
)
、
朱い痕をのこす膝、
それら、あらゆる・凡て・一切縺れたすえの……
……球体、を……、
あなたの瞳の内奥。わたしは、
手ずからうつくしい思いでに変えていくのだ。
今
今
今 見ることの稜線は
あなたを梳いて
とおりすぎたから
、光る。
自由詩
交わりを置く/そらという球体/見ることの稜線
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草野春心
2016-06-01 00:05:17
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