トゥモロー (二)
坂本瞳子
緑色の空が
割れた
音を立てて
亀裂が走り
世界中のあらゆる動きを止め
すべての瞳の矛先となり
沈黙がこの世を覆った
その直後
轟音がすべてを掻き消し
涙を誘い
人々から思考を奪おうとした
屈するのか
否
まだ希望を抱いている
この生命ある限り
明日という日を信じている
自由詩
トゥモロー (二)
Copyright
坂本瞳子
2016-05-31 22:06:42