臨界(改訂)
ひだかたけし

海が
 光の海が
  広がる狭まる
   明るみ眩んで
   暗まり遠退き
  揺らぎ揺らいで
 静まる感覚
奥まる意識


秘かな降臨
 気づきの一瞬
  凝視の継続
   いつもの森で
   見る観る見る観る
  みるみるうちに
 肉痛始まり
消える時空の白い窪み

意識は散逸し、直観は飛び跳ね四散
物質苦痛喧騒、回帰し撥ね飛ばされ。


自由詩 臨界(改訂) Copyright ひだかたけし 2016-05-31 12:39:51
notebook Home 戻る