ここ
もっぷ

フラスコの底に立ってる私
ここから覗く世界が限りなく
どこも邪魔や目隠しのされてない
限りなく 世界そのもの であってほしい

なぜって 曇るばかりのこのガラスのこちらから
背伸びしても屈んでもみえない だけど
在るがままの眺めを
期待して ここまで来たのに

ふと気づく
それはつまり
呼吸してること

ついに知ったよこの手に掴んだよ
からくりを それなら
息をやめたらきっとみえるんだねこの世のほんとうが!



自由詩 ここ Copyright もっぷ 2016-05-30 20:31:13
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