兵士たち
秋也

金色のドアノブ
回して入る
白い羽毛
一欠片
遥か上からふわりふわり
眺める私
落下というにはあまりに遅く
「あの子も地面に優しく抱きしめられただろうか」
思い耐えがたく去り戻る
土埃
口を汚れた布で覆い
切り替える
ガラスの破片
遠くない銃声
生き抜かなければ
いつだってオールクリアが望ましい


自由詩 兵士たち Copyright 秋也 2016-05-29 10:22:19
notebook Home