覚醒
坂本瞳子

覚醒した
と思ったのも束の間
またもや睡魔に襲われる
何故こんなにも寝てしまうのか
やらなければならないことは沢山あるのに
焦りはしないけれども
気持ちがぼんやり
否、ふんわりとしている
なんだかぼうっとして
地に足がつかない感じ
風船人形になったような
そんな感覚
ああ、そうか
風船人形として
覚醒したのか


自由詩 覚醒 Copyright 坂本瞳子 2016-05-26 01:05:24
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