心の翼
坂本瞳子
気怠い午後の微睡みに
身を委ね
正気を失い
自堕落な生活を続ける
こんなことではいけないと
思いつつも
身体がいうことを聞かないと
言い訳をしては一欠片のパンを
供してもらう
もう自尊心など持ちあわせてはいない
それでも心は翼を持ち
上へと向かってゆく
滅び行くこの身とは
反対の方向へ
自由詩
心の翼
Copyright
坂本瞳子
2016-05-25 13:34:53