今日という日
坂本瞳子

重苦しい
塞ぎがちな毎日を
扉を開けたくて
もがいてはみるけれど
光を求めて
彷徨い続け
前へ上へと
向かっている
つもりではいたけれど
どうやらここは
奈落の底らしく
これ以上は下がないことを悟り
安堵した今日


自由詩 今日という日 Copyright 坂本瞳子 2016-05-24 12:26:29
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