summer zamar colorz
アタマナクス

死にたいような殺意
もはやもはや夏い

前髪を焦がす爆音がくせぇ

焦燥感に高揚感が鬱屈
番号少女は満員電車の中疾走する

もういいかげん愛想つきた

記念公園にチェインソウが爆笑して合掌
透明になる光景に手向けるゼロ口径の銃口
鼻っ柱の奥を突き抜ける懐かしい鉄の錆の匂い
シナプスを焼き尽くす晴天に破裂するわたし

いまきらめきになる

特別なスカイ・ハイは真っピンク
どこまでもスカイ・ハイが真っピンク

飛行機雲がハートを射抜く
永遠に今日が終わらないと
疼いてるLOVE&DEATHのタトゥー
したたる汗にひどく沁みて

死にたいような殺意
もはやもはや夏い

いつまでも今だけを感じていたい
いつまでも今だけは感じていたい

走り出して
止まれなくて
すっころんで
ただ笑った

死にたいような殺意
もはやもはや夏い

まばたく一瞬に永遠を賭ける


自由詩 summer zamar colorz Copyright アタマナクス 2016-05-21 22:22:10
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