奥まる意識のその底で
ひだかたけし
絞り出される音叉の連動
魂の浅瀬から鏡に映り
響く残響奥底からの木霊
未知なる既知の郷愁に震え
空洞の底から噴き上げる熱
変わらぬ憧憬を未来から招来し
夜の砂漠を間欠的に舞い吹く風
滲む生命の濃緑の循環を嗅ぎ分ける
自由詩
奥まる意識のその底で
Copyright
ひだかたけし
2016-05-18 23:37:19