季節の変わり目
坂本瞳子
怠惰な微熱が止まらない
睡魔に憑りつかれた
偏西風が吹きすさぶ春の午后
散った櫻は欠片も見当たらず
鼻をつんざく若い緑が
想いを馳せる
自由詩
季節の変わり目
Copyright
坂本瞳子
2016-05-09 23:04:21