飛翔
レタス

この背中に銀の翼をくれたなら
多分アンドロメダにも飛んでゆけるだろう
漆黒の真空も怖くはないだろう
太陽に似た惑星系列を探しながら
抱き合う生命体に出会いたい

それは
もしかしたら少年時代のぼくかも知れない

染色体は希少元素のなせる技
微妙に異なる属の違いは
見えない生命の摩訶不思議

大空を飛んでゆけば
隠された自分が明らかになるのに



自由詩 飛翔 Copyright レタス 2016-04-30 15:58:06
notebook Home