日常
石田とわ
朝目覚めると空のコップが
ひとつ置かれている
わたしは満たす
さわやかな空の青さ
もうすぐ咲くだろう蕾の息遣い
少し焦げた目玉焼き
コーヒーでつくため息
仕事で理不尽に怒られる窮屈さ
ニュースされる痛ましい出来事
寂しさが愛おしい夕暮れ時を
順番に、
ときにはごちゃ混ぜにして
コップに注ぎ満たしてゆく
眠りにつくころ溢れだし
わたしは溺れ、夢をみる
目覚めれば空のコップが
ひとつ置かれている
自由詩
日常
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石田とわ
2016-04-29 22:54:13
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