心と言葉
もっぷ
そのインコはレモン色で
くれたのは男の子
見知らぬ 男の子
なぜなら前日が クラス替え
中学時代はそういうふうな
忘れたいことばかりがよぎる日々
レモン色は苦しい
レモン色が苦しい
インコは あっけなく息絶えて
涙が止まらなかったけれど
男の子には言わなかった
言えなかった ごめんって
ただ 心でどんなに思ったって
通じない、ことを知った
自由詩
心と言葉
Copyright
もっぷ
2016-03-29 00:25:14