Happy Birthday
颯太@

夏の終わりは 寂しさ置き去り
悪戯に荒ぶる 風は憂いの香り
揺れて乱れる 君の前髪
歩道のFlower 相変わらずの素振り
次第に萎むも 明日の光を信じ

フェンス背にして 視線飛ばしてる

Happy Birthday
暗く濁った世界の隅っこで
立ち向かう事を決めた瞳へ
Happy Birthday
それらを笑う奴らの真ん中
移り変わる季節は何色
教えてくれよ

古くなる左脳で 未来を貶す前に
空き缶蹴飛ばし 行く先を決める

リュック背負って 今を超えゆく

Happy Birthday
どうにもならない現実を睨んで
余分な心を捨てた放浪者に
Happy Birthday
新しい朝が優しく微笑み
差別などなく回る世界を
夢見て眠るよ

秋の入り口は 静寂な月灯り

瞼に映り込む 青白き光線と

虫の音小唄 太陽に溶けゆく

Happy Birthday

あと何回の 朝を迎えるだろう

それを知っても俺で居たい

Happy Birthday
暗く濁った世界の隅っこで
傷付いても立ち上がる人へ
Happy Birthday
そして微笑む君の瞳へ
優しいキスで俺が讃えるよ
Happy Birthday


自由詩 Happy Birthday Copyright 颯太@ 2016-03-16 12:53:54
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