ジレンマ
黒髪
しっかりもので 気丈な 母親は
父に 訴えるときにだけ 皮肉を使った
良く届くように 何とか届くようにと
あれはまるで深海の生き物の行動みたいだった
まるで光の届かないところで 疑いを思いながら
泳ぎ続ける 魚の様子のようだった
僕からは何も言わない 言えないと言った方がいい
ああすべては心掛けで直ること すぐに直してよ
そうしないと 不安で仕方がない 命は損なわれやすいものでしょう
心が開く 悪の心 水で洗い流せたら
自由詩
ジレンマ
Copyright
黒髪
2016-03-10 00:08:51