祝宴の終わる原
なけま、たへるよんう゛くを

雄牛は途方も無く永い、
月がひと切れ欠ける間
大開く口からふいふい、
辛く荒く一匹で苦楽

段々弱まる繰り返し
失くす水分は人となり
補給はもう、呼吸はもう。
零落を待つばかり

広くなってく間隔は
徹底された道しるべ
まったく自然な追憶
蒸発必至な混濁

誰にでも急用な双翼
停止という告白
不可逆
咲く。咲き乱れる労いの華。


自由詩 祝宴の終わる原 Copyright なけま、たへるよんう゛くを 2016-03-07 21:25:20
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