たった一人の
梅昆布茶
笑っている或は微笑んでいるきみを
僕は安心して受けとめるだろう
ボディランゲージとして
でもひとりになったときの
君の顔をしらないんだ
あっけらかんとしてあの時は不倫しててね
と皆のまえで言い放つ君に陰りはない
けっして柔くは生きたくないのだ
もうこの歳になると
自分の頑なさがある意味背骨になって
しまっているのだから
もう金魚がふんをするように
日々や想いをつながった細い糸で
排出するわけにもゆかないだろう
僕はあなたと逢うとふたりになる
だから永遠に
たったひとりのあなたと出逢えないのかも知れない