身勝手な理想に告別四季
komasen333

突然の笑みが嬉しくて切なくて
突然の再会が嬉しくて恥ずかしくて
上手く言葉が出なくて
上手く笑顔が出なくて



結局、あの頃と変わらない素振り
結局、あの頃と変わらない応対



もう嫌になる
こんなんじゃないんだ  
言いたいんだけど、それ以上に言えないよ



もう欝になる
こんなんじゃないんだ
言いたいんだけど、それ以上に言えないよ



結局、あの頃と変わらぬ冴えない泡手盛り
結局、あの頃と変わらぬ冴えない慌てぶり



あんなに会いたかった  
君と逢えたというのに



僕は言いたかったことの一つも
オブラートにいえずじまい



僕は言いたかったことの一つも
冗談交えていえずじまい



あんなに会いたかった 
あんなに言いたかったのに
会ってみれば、あまりにも呆気なかった
会ってみれば、時の流れにうちひしがれた



あんなに夢見ていた瞬間だったのに      
あまりにも淡々



あんなに夢に夢に見ていた瞬間だったのに  
あまりにも平凡



なんのために
今まで過ごしてきたのかとさえ、思ってしまった



なんのために
これから生きていくのかとさえ、思ってしまった



身勝手な理想にまみれた今までの自分に
今日で 今日をもって さよなら



身勝手な理想にまみれた今までの自分に
今日で 今日をもって さよなら



身勝手な理想にまみれた今までの自分に
今日で 今日をもって さよなら・・・



できるものなら苦労はないんだけどな


自由詩 身勝手な理想に告別四季 Copyright komasen333 2016-03-03 11:17:33
notebook Home