誰か
もっぷ
冬の最後の陽光が自らを惜しんでいないと
知っていながら私は部屋で
あしたなどないと固く
信じ切って ただ
惚けていた
いまこの瞬間のかなしみを可愛がり
てのひらに載せたり
ベッドに寝かせたりしながら
おしまいって案外 ほら
すぐそこに居るということ
を 誰か彼女に教えてあげて
自由詩
誰か
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もっぷ
2016-02-27 02:01:24
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