恋の気持ちー愛のカタチ
独奏
無くなったはずの感情を
少しずつ拾い集めポケットに詰める
家に戻ると1枚のパレット
ポケットからパレットに置いていく
感情が姿を現してくると
なぜか怖くなり投げ捨てた
見てはいけないような気がした
まだ僕に感情は早かった
好きって感情は分からないけど
君を見てると落ち着くんだ
定義が決まっていないから
これは僕なりの好きなのかもね
照れ臭くて、恥ずかしいけど
心で好きって言ってみた
2人は顔を見合わせて
照れ臭そうに微笑んだ
些細なことですぐに口喧嘩
最後に謝るのはいつも僕
君が僕より強いのは
僕が強くなくていいからさ
負けることは悪いことじゃない
だって負けて、すぐにくっつくんだ
仲直りして、こぼれる笑顔
このときが至福の時さ
僕が強くなるときは
君の涙を見たときだ
どんな理由があったって
君のことを守ってあげるから
君が言う、サヨナラには
次がある言い回し
日々を変える夕陽のように
君と僕は家路に帰る
失ってしまう
知らずのうちに嫌う
仕草や態度、無いと気づく恋への才能
些細な喧嘩が積もっていき
君の心が離れていった
物語はハッピーエンドではなく
バットエンドになりかかっている
現状を打破しようとしても
絡まった糸はほどけない
あれやこれや手を尽くす
全て、僕だけ空回り
1冊の本のように綺麗なストーリーは描けない
不器用に言葉や態度で示し
最後に好意すらも見つからない
お互いが惹かれあっていた頃は
どんな言葉でも好きになってた
いつからだろう。
好きと変換しなくなったのは
興味はあるんだ人として
でも、許せる存在ではなくなっていた
信じていたのに手を離した
君は僕の手を離れて飛び立っていた
何を見つけたんだ
ただ飛びたかっただけ
現状を知りたかった
一人になってみたかった
一人になって少し分かった
一人になって気が楽だった
一人になって悲しくなった
一人になって見失った
いつになった、いつの間にかベットの中
恋はいくらでもできる
愛は少しブレーキを踏む
恋は軽く、愛は重荷
恋して炎は燃えている
愛は炎が小さくなっていく
恋は好きって感情
愛はお互いが囁く関係
恋だったら一人になっても耐えていける
愛だったら一人になると行動できない
そう夢の中で教えてくれた
恋には教科書がたくさんある
愛には教科書よりも感情論
恋は気持ち、愛はカタチ
いつまでも好きなら続かない
愛していけば苦痛じゃない
ルールは簡単。時と場合
人を惑わし狂わす恋と愛