適宜温暖注意報発令中
坂之上放肆

柔らかい銀行の電波を使って
なんとなくツイッター等見てみる
財布はからっぽの札束が入っているので
いつになく気持ちが普通なのです

真夜中の階段の踊り場で
意味の無い形式張らない踊りを
君の無い時代にいつの間にか
染みのように笑ってみる

自分を陵辱するものは誰だ
と考えるのも疲れるので
猟銃でクレー射撃をしてみたい

銀行の前で猟銃を持って
逮捕される時に夢は流れる
堰を切ったように僕の罪は流れる

ツイッターでは普通に
意味のなさない踊り等が
陵辱されそして疲れて
猟銃でもって僕の夢を打ち抜く

各自適宜温暖注意報発令せよ
各自適宜温暖注意報発令せよ
生温い苦しみを撃ち殺せ
各自適宜温暖注意報発令せよ


自由詩 適宜温暖注意報発令中 Copyright 坂之上放肆 2016-02-17 16:21:25
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