審判のとき
アラガイs



夢のなかで再び出会う
記憶に眠る人々
言いたいことはわかっている
本心で語り合えなかった
一本の道は遠い
新たな物語は続く
食べきれなかった皿の上
嘆き悔いても仕方ない
哀しみは水に洗い流したから
「さようなら」
言えないかも知れない
絶望は銀の川を下り
甘い果実を残して渡ればいい
苦しさも灰と燃え尽きるのでしょう
後はすべてあなたにおまかせします
夢も消え捨て去るものは無くなり
文字で打ち込んだ
「おやすみなさい」
一言だけを遺して 。













自由詩 審判のとき Copyright アラガイs 2016-02-12 03:00:47
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