ほんの少しで全て良し。
ヒヤシンス
目の前にある現実を受け入れた時、
世界がほんの少し明るく見えた。
人の数だけ存在する悲しみを受け止めた時、
ほんの少し自分の成長を実感した。
苦しみを何でもないと思えた時、
ほんの少し自分を誇らしく思えた。
詩を描いている時、
自分は一人じゃないと感じることが出来た。
自分が多くの人から支えられていると知った時、
言葉では伝えきれないほどの感謝を感じた。
全てのものに感謝の気持ちを抱く時、
心は善と美に満たされてゆくのを感じた。
古びた詩集を手にする時、
心は愛に包まれていた。
そうしてまた私は今日という日の現実を信じることが出来るのだ。