ありがとうございました
もり

どん底に居座る
腹をくくった瞬間に
大地が
ガラガラビッシャ!
ーグワアァン!ドワ
ガーン!と崩れ
海が沈み 都市が沈み
そのどん底が
たったひとりのための
頂になって
お前は泣いたんだろう

傷つけた人々に
ヒットアンドアウェイ
傷つきながら 逃げていた
逃げまくって
逃げまくって 突き抜けたケモノ道
いつしか背後から黄色い声援が
追随する者まで 現れて
開拓者となる
お前は泣いたんだろう


ねえ、アイロニー
煩悩がきれいさ。



自由詩 ありがとうございました Copyright もり 2016-01-27 23:54:24
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