本の裏側
藤鈴呼



しゅしゅ の くしゅっぷりに かんぱい
あわよくば けんこうこつ から
はねが はえたら よいのにね


グラスを合わせる代わりに
ガラスを照らし合せて
小娘が 笑う

これは
乾杯する合図ではない
かんぱいと言う名の アイスでも無い
愛する資格など 無いのだと言う角度で
笑う

そんな言葉もろとも
完敗と言う名の海に 沈めてしまえ
飛沫が かかる手前に
レガリアが 笑う

嗚呼 レガリア
いや レクサス
違う レガシー

宝物
賜物

お前は 賜ったのだ
玉のような肌を
天の 神様から

点のような ビーズの目で
ゆっくりと 首を振る
横に 
縦に

ワタクシ の キボウ なんぞ
どちらにも 属しませんよと
言う風に

ゾクゾクすんね
続々と 集まるのは
僕たち

ぼくたち じゃあ ないんだよ
しもべ なの

底辺なんだから
もう少し 笑っても

パシャリ
小気味の悪い 音がして
掛け声が 響く

「ブログに 収めても 良い?」
最近 始めたの。

振り返って見れば
数年間も
日々のプレビューに 目が眩む程の
クラムボン

「最近…って…」

いやぁね
地球が始まって もう
46億年なのよ?

それに比べたら 
思いっきり 最近じゃーん!!


ジャーン!!
オーケストラの ハミングが終わる合図とともに
君が 重苦しい空気を
一層して
わらった

★,。・::・°☆。・:*:・°★,。・:*:・°☆。・:*:・°


自由詩 本の裏側 Copyright 藤鈴呼 2016-01-16 17:09:42
notebook Home