朝のホーム
葉leaf
駅のホームには
人々の疲労と希望が散らばっている
コンクリートの怒りによって
掃き清められた余りにも尊い人生たち
線路は狂おしく悲しみながら
大きないかづちを流している
人々は所詮線路の砂利の如く
辺りを伺い言葉をもてあそぶ
濡れた道路は蛇の鱗のようで
余りに淫らに踏まれすぎている
今日、結局俺は死なないだろう
明日、当然俺は死なないだろう
自由詩
朝のホーム
Copyright
葉leaf
2016-01-15 06:09:03
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