三叉路
深水遊脚



霜柱踏んだ昔の三叉路で明けの明星目印に進む


習慣の高速再生壁打ちの言葉駅まで溢さず走る


喋り方ゆっくりしてるあの人とキャッチボールで肩慣らしする


引き込み線の形残した花畑 車両止め跡に並ぶ水仙


粉塵をマスクで守り北風に逆らう先にあるディストピア


短歌 三叉路 Copyright 深水遊脚 2016-01-14 07:45:55
notebook Home 戻る