太陽への道
朧月
大人が好むうたを
だれもいない道々うたいながら歩いた
こどもだったわたしの
精一杯の背のび
ひとりでも平気だと
おもうために必要だった
夕焼けは演出過剰気味に赤く
そこを目指さずにはおれないほどだった
太陽はいつも
私のまえにあった
自由詩
太陽への道
Copyright
朧月
2016-01-12 20:21:14