押韻詩人
独奏

気持ちの整理がつかない
ふつつかな子どもは今、いくつかな
もう気づくかな、ここに生きている価値を
蟻と平行線を続けてく
キリギリスには追いつけず
一心不乱に取り乱す
生きて行く道はオリジナル
人は適応できず鬼になる。
現代の社会でそれがリアル

リアル、リアル、リアル、リアル
社会での自分は本当にシラフ
嫌う。嫌う。嫌う。嫌う
自分は本当の価値を知らず

ここがリアルだとは思わない
真実はお墓の中に埋まっている
墓地は孤独、たたずむ独りぼっち
あっちにこっち振り回される
頑張ったって笑われる
まだ枯れる。訳にはいかない
人生思い通りにいかない
知っていても自分は知らない
汚い欲、言葉は貪欲
音読しては理解不能
盲目な供養は願いを変える
やれる。そう信じて耐える
負ける、そんなことはない
勝ち続けると元に戻れない
絡み合いすぎるとほどけない
届かない、複雑な言葉の本当の意味
曖昧に誤魔化し、口頭を支持
誰かが誰かに撒き散らす
好きです。まで少し焦らす
満たす腹は、満腹にならない
似合わない光の中に自分はいる
いつの間にかアダムとイブ
林檎を食べたら変わると知る
起きると朝はもう目覚めている
夜は早めに眠っている
食べれば生き、食べぬは危機
己を鞭で叩き直す
言ってるうちに潤う唇
内にいる秘めたる想い
ここに残り、少し重い
どこにいるの君は
日々が過ぎ去り、クリーンだ
オーラの色はグリーン、
今まで天才だった貴方
劣化が進み、目も当てられない
受け入れられない。世代を交代できない
貴方は後退、心に包帯
脳内は常に後悔し放題
所詮、人生は通過点
その先を見てみてみたいだけ
あそこには行けて、ここには行けない
そろそろ同じ時間を繰り返すのは面倒
何度も打ち砕ける
その行程が実は生きてる証
これは実話、いつも曲がり角の先にある真実は
陰湿なイジメや暴力、権力に怯えている
子どもはどこまで子どもかな
いつまでもあそこで踊ろかな
明日を見るより、今を楽しむ
将来、先はまだ長い
兄弟、かわそう盃を
筋違いでも問題ない
誰にでも噛み付いてみよう
食いてえよ。美味しい情報を
教頭と怪しい受付嬢
何もなかったじゃ受けつけないよ
内容もないのに客は上がる
下がる。ホンモノは消されてる
お前が客を騙してる頃に
どこにいるか。雲の上に
自分の存在価値は指の爪
中指を立て歩いたら、マズイかな
社会の風当たりは冷たいな
売れたいな、想いを絵馬に乗せて飛ばす

飛ばす。飛ばす。飛ばす。飛ばす
お前の夢はここで壊す
モラル、モラル、モラル、モラル
機械になって人間は終わる


自由詩 押韻詩人 Copyright 独奏 2016-01-11 11:13:57
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