反抗期
独奏
悲しんだ分だけ愛は深まる
痛い想いが会いたくなる
手を握ったまま微笑む2人
いつもの帰り道は愛の道
思春期に感じた不安感
今も変わらず心にあらず
安定しない感情がぶつかっている
どこにぶつければ良いか分からない
母親だけには強気になった
早く大人になりたかった
都合のいい時は子供に戻る
他人と違う事をしたくなる
個性を主張したくなる
ゆとりの依存症に陥る
自暴自棄になったフリ
なりたい願望がある
思春期のときに抱える不安
傷ついてしまった言葉
独りぼっちになってしまう気持ち
先が見えなくて怖がった
怖く無いフリをして
訳も分からず叫んでいたり
馬鹿なことに全力を注いだ
誰も邪魔させない
それなのに少しは振り向いて欲しい
嘘で強がって、本音は隠していた
隠れている本音を見つけて欲しい
溢れている愛を、こぼした嘘で覆い隠す
飽きたら捨てる。その繰り返し
些細なことに刻まれた傷
気付いて欲しいと街中に落としていった
拾い集めた傷
部屋に並べてみたら苦しく吐きたくなる
ただ苦しかった
ただわかって欲しかった
嘘つきという星が本音にぶつかった
落ちていき、枯れてゆく木々
意味の無いことに時間をかけて
でもそのときが一番輝いていた
羽ばたいていた鳥たちのように
一緒に逃避行をしてみたくなる
見えなかった将来の不安を
この一瞬に写してみたり
計画も立てれないのに
紙切れになりたい自分を書いている
それが嘘でも本音でも
笑いあって、拍手しあって
人生のページを作っていった
青い空に文字を描いた
空想と現実を映し出した
自分は一体なんなんだ
その答えを求めてはいなかった