添い寝
かんな
寝息が
夜のカーテンを揺らす
いつくしみという
どこかに潜む母性が呼吸をはじめる
白い肌のわが子の
すーっと通る鼻すじに口づける
溶ける音がした気がした
抱きしめるものがある
日常に憧れていたとおもう
いつもある
失うことが怖いと抱きしめることに
過ちを見いだす
いつか離れる
尊い理由に耳をそばだてる
夜の波が押しよせて
愛をひく
自由詩
添い寝
Copyright
かんな
2016-01-03 15:42:14
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