時流ー2016´新年の挨拶に代えて
たけし

新年 開けて、街 静か
枯れ葉サクサク踏んで過ぎた森も
川沿い遊歩道歩く人達も
静けさの透明瓶底を
斜光に照らされ輝きながら
無音無音、また無音
無音、青く濃くなる天蓋に
包まれ私はベンチに座り
ゆったりゆっくり瞑目する

響きは鳥の鳴き声に
誘い出され 確かに木霊し続けている
静けさの無音、無音の響き
時の流動 気付けば持続
膨らんだり縮んだり 不断に躍動し続けては
此処が宇宙 神聖跳躍進化の場


自由詩 時流ー2016´新年の挨拶に代えて Copyright たけし 2016-01-01 17:17:08
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