温湿布
朧月

夜には私少し慎重になります
だれもが薄い肌着になる
そんな感じがするから

荒々しく
とがった言葉をかけたら
破れてしまうでしょう

みんなそんな薄い
肌着でなんかいるから
寒くて仕方ないのでしょう

優しい言葉がまるで
毛布のようでしょう

一緒にあたたかいのみもの
のもうよ優しい言葉と

あなたがなにかに疲れているなら
もうなんにも言わないよ
この手だけ触れさせてね


自由詩 温湿布 Copyright 朧月 2015-12-27 21:37:52
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